トレンダーズと水原希子と渡辺直美④
ようやく今日はトレンダーズ下げ止まりましたね\(^o^)/
今回の1Qについて書いていきます。
今回の1Q決算で売上高と利益の急激な伸びに驚いた方も多かったんじゃないでしょうか。
でも実はこの数字は6月27日のIRで既に発表されていたものなんですね。
https://www.trenders.co.jp/ir/wp-content/uploads/sites/2/2018/06/20180627-1.pdf
子会社のSmarprise社を3億7800万円で譲渡したとあります。
PTSでストップ高を買った人はこれを見てなかったのでしょう。
売上高は前年同期比+11.4%でした。
ここで私が不思議に思ったのは有価証券売却って経常利益に分類されるんじゃなかったっけ?ということです。
その答えは平成29年5月19日の定款の一部変更のお知らせにありました。
https://www.trenders.co.jp/ir/wp-content/uploads/sites/2/2012/11/20170519-1.pdf
(14)「有価証券の運用、投資、売買保有に関する事業」が追加されていますね。
これによって有価証券売却が売上高に算入されるようになったようです。
続いて営業利益です。有価証券売却益を除くと 321-387=-66 で66億円の赤字になったようです。
これが嫌気されて今回の暴落を引き起こしているのでしょう。
しかし、決算説明資料にはこうあります。
「今期は有価証券売却による収益を有効活用し、事業への先行投資を積極的に行う」
販管費率が前期と比べ35%から55%に増大しています。
IRに確認したところ、これは先行投資を販管費に計上したことが原因のようです。
1Qで子会社も含めると約30名の採用を行っており、人件費も前期と比較してかなりかかっている。
先行投資分は予算を決めて行っており、下振れた分は投資額を減らすことも考え、通期予想を見ながらやっていく方針とのことでした。
今回の暴落についてはケイさんがこんなことをツイートしていて目から鱗が落ちました。
売却益なかったら本業赤字だから売られたとかいうツイートを見て、ああこういう層に買われてたのかと納得したわ。逆なんだよ。売却しなかったら先行投資も抑えて黒字の数字出してきたと思うよ。つか6月の開示誰も見てねえのかよ。売上営業経常に計上するって書いてるだろうが(´・ω・`)
— ケイ (@kei_invest) 2018年8月15日
先行投資先であるMimiTVの未来ですが、Instagramのフォロワー数で定点観測が出来そうです。
今の所は112人/週と順調に伸びているようです。
まとめ
①トレンダーズはインスタグラムを利用した広告宣伝で他社の追随を許さない地位を確立している。
②インフルエンサーによる広告はその利用者とかなり親和性が高い。
③今後インスタグラムを利用する人が増えるに連れ、さらなる利益が期待できる。
④今回の1Qでの実質減益は先行投資によるものであり心配ない。
以上でトレンダーズの分析を終えます。
ちなみに今回の分析で確信を強めることができ、私は本日保有を1.5倍に増やしました。4Qまでは付き合っていくつもりです。
【appendix】
日本の誇るインフルエンサーである渡辺直美さんは一切広告宣伝には関わっていないものと思われます。
企業からSNSを通じて商品を広告宣伝する行為はステマに近いものがあり、ある意味ではフォロワーを金に変えているとも言えます。
渡辺直美さんはそれを理解していて、自身のブランド価値を落とさぬよう、高額なオファーにも応じていないのでしょう。
ちなみに、彼女のことをカワイイと言う女性に対して「君も渡辺直美みたいでカワイイよ」と言うと高確率で憤慨させることが出来ます。
女性の「カワイイ」≠ 顔の造作が良い ということを示す良い例であり、渡辺直美さんが人気があるのは、容姿でマウンティングされることがないという女性心理が働いているとも思います。